ナショナル山形工場を抱える地区で60歳の息子が認知症の母親（83歳）を殺害し、息子も後追い自殺した事件が1週間前に発生しましたが、本日改めてニュース報道があり、ニュースでは報じられない根深い原因を私は知ります。余りこのブログをご覧になる方はそう多くは無いので思い切り書きます。
家族構成は息子夫婦だけでしたが、2年ほど前高齢の両親を家に呼び、特に母親が既に認知症で要介護状態でした。徘徊が度々で息子と父親も大変頭を悩ませて居ました。
ケアマネージャーは介入して居り、介護がしんどい相談をした中発生した事件でした。
ニュースで報道しない事として、実はこの地区の特殊性があります。元々ここは果樹園地帯でナショナルが昭和59年に創業してから初め「山形へ転任を命ずる」と辞令が出ると「島流し・・・」と感じる方が多いけど、イザ住むと想像したド田舎ではないし大阪より物価が安く食べ物が美味しいとなり、そのまま山形で生活するを選び関係者が「ここに骨を埋める」と考える方が多いのです。
ところが・・・・意外と人間関係が希薄で私の菩提樹でも多数の檀家が有りますが結束力が弱く担当世話人（この方は元ナショナルの上級役員）もかなり手を焼いています。私の地区もそれ程強いとは云えませんが、それでも結構纏まりはあります。
地区の結びつきがテンデンバラバラ、相談や悩み事が話しにくいと云う問題を地域が抱えて居ます。そんな中発生した今回の事件、考えさせられました。