シベールと云う山形では大手パン、洋菓子、洋食店が1/17に民事再生法に基づく手続きをしました。負債総額は17億5900万円と云う巨額な負債額です。
山形県民でシベールを知らない者は恐らくいません。それだけの有名企業でしたので、衝撃が走ります。
創業は2つの説があり昭和41年10月説と昭和45年の説。概ね50年の操業です。
創業者はご健在ですが平成22年で引退し、その後は山形銀行出身の方が社長を引き継ぎました。
シベールと云えばフランスパンを揚げた「ラスク」が有名で最盛期は平成20年で売り上げが何と、44億円!
然しこの成功体験から抜け出せず類似品の大量発生、近年お土産持参で訪問する習慣が薄れた事もあり、売り上げが右肩下がりして赤字転落しました。
かく云う私も比較的親しい人に手土産持参ではこのラスクを持参しています。(目上や上客は江戸時代から続く菓子店から買うか、葡萄の季節なら立場は関係なく私が栽培した葡萄を持参します。訪問対応もあり沢山栽培します)
シベールはラスクの成功体験で拡大に次ぐ拡大をして多額の負債を抱える結果になりました。
妹の関係者にパン業界に詳しい者やシベールの株主が複数います。話を聞くとどうやらここ3年この様な結果になる前兆が幾つもあったそうです。
幸い今の所事業は継続で、「食品関係会社1社が経営を引き受けてもよい。」と名乗り出て居り交渉中です。パンは当然、ケーキも美味しく食べられなくなる事が避けられる事ので安心して居ます。