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Channel: 高村円淨のブログ
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キャブライト2代目 その1

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 今回レストア大賞を受賞したキャブライトです。

 秋田のマニアの間では大変有名な個体でして私も初めて実物を見ましたが、写真では2~3度は見ており記憶にはあります。

 以前草ヒロで紹介した山形の果樹園にあるキャブライトより1~2年は新しい個体です。2代目としては最終型らしく草ヒロとは違う作りです。

 現役で走る個体は最近の調査では数台ある事が判りましたがいずれにせよここまで綺麗な個体は初代をレストアした1台だけなので一寸長くUP予定です。
イメージ 1
 実は私が見た写真のこの車はシングルナンバー時代です。同じ秋田のナンバーで「秋4」の新車時ナンバーでした。
 
 かなり苦労してレストアされたらしく長期戦に及んで税金を払えなくなってナンバーを切ってしまった!とおもいましたが、実はそうでもなかったのです。

 事務局長さんの話では詳細は教えて頂けませんでしたが我が家のRS41と同じ事情を抱えた個体を前オーナーが手放すとなり現オーナーは秋4で欲しかったけども手に入れられず止む無く一時抹消にして譲り受けたそうです。

 50年も連れ添ったナンバーだけにどれだけ無念だった事やら?先ず考えられる事は所有者が「秋田日産」ではない事です。もし秋田日産ならばこういう事情抱えてもナンバーは継続できます。

 お袋にもう聞きませんが、(もう忘れただろうし)書類焼失が発覚した時若干面倒な手続きがあったみたいな話はしていました。それにある程度経緯を知って居たので、まず間違いなく所有者は東京トヨペットではないと確信しました。無論これも東京トヨペットならば厄介な手続きは要りません。
 
 やはり仮に山形5が残っていても私の名義には変更できず(住所も旧地番のままでしょうね)変更となると切らねばならないと思いますね。
 
 それに廃車した時は寝たきりに近かったけども、使用者は生きて居ましたので。あくまで面倒な名義変更を見越しての廃車ではなく、経済的に困窮しており税金を払えないがシングルナンバーを切ったのがRS41です。
 ですから場合によっては永久抹消でもお袋には良かったのです。(永久抹消でも個体が残るやり方あるみたいですので)

 それと主治医の話ですが、昭和末期に使用をやめて税金だけ払いシングルナンバーを守った方は大半が自動車関係のオーナーだそうで、一般人は稀だったそうです。でもお爺ちゃんは親父が亡くなってから税金を払うと話たので初めは嬉しかったナァ。
 でも病床に就けば強いのは妻と娘ですからね。
イメージ 2
 エンブレムは同じ物で中々程度が良かったですよ。
イメージ 3
 ガラスは1963年式に見えますが、車検証があったので見ると「昭和39年式」なので1964年式である事を確認。4が型の前にありました。
イメージ 4
 昭和39年で当時はもうかなり型が古い210か311用を転用しておりオーナーは新車購入した気分になれたかな?
イメージ 5
 このメーターも当時は明らかな前時代的な作り。
 でもデザインは私はこちらが味が有って良いなぁ!
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 時計こそない物のOPTが満載の個体です。ラジオ&ヒーター。これだけあれば、かなり豪華なトラックになりました。
イメージ 7
 日立純正ヒーターです。間違いなく日産で用意した物ですね。当時日産は電装品は全て日立でしたから。
 但しこれがデンソーであっても日立よりこちらが安いとなれば取り付けていても非オリジナルではないですよ。
イメージ 8
 主治医が云いました。
 いや~・・・・!この車ライト光軸調整が出来ないぞ!

 ボルトがグリル一周しているから「光軸調整は、ボルト皆外してグリルを外してやるんかいな!」
 こんなの俺嫌だなぁ。


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