高齢者が退院した後しばし認知症になった、褥瘡(じょくそう:床ずれ)が出来た等病気その物は治ったが新たな病気を抱えて自宅に戻る事がありますが、RS41も連絡が有り
「オーバードライブの入りが悪くなった」との事で電装部品を交換してからはこれまではこの様な症状は無い旨を伝えました。初めは「電装部品が一気にガタった?」と思いましたが、キックダウンはその割に普通に入るので(逆にキックダウンは100%入る)もうこれしかないとなりました。
写真にあるスプリングの調整が必要だった!です。実は1964年式までのRS40系はアクセルリンケージのスプリングが3年も使うと駄目になり部品が出ていた頃は交換、出無くなって何らかの加工で機能を果たしています。この場合は私の個体特有の調整が必要です。
つまりキャブを脱着したのでアクセル操作の感覚が変わって入りにくくなったのです。唯、昭和39年8月以降のアクセルリンケージは関節部分が樹脂で出来ているらしく逆にこう云う重要部分がチャチな材料で大丈夫なのか?と心配になります。知り合いで此処を自分で部品を自作した方も居ます。
今回は整備士の腕の見せ所ですね。マニュアル通りの整備士はこの車を整備出来ない筈。