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Channel: 高村円淨のブログ
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トランククーラー考察

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 私の車は既にオリジナル部品の一部が失われています。唯現状の方がとても使いやすくこれで良しとしています。
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 本来「O」と記入されたSWがMOONのステッカー辺りに2本付きます。私の車の場合これの前のトレーに不自然な穴が2つ開けられ、「何じゃ?」となり気持ち悪いのでタマタマ63年式用のパネルが手に入ったので捨ててしまいました。
 
 この車を買った頃スポンサーはアメ車を購入しており、同じクーラーを取り付けて居たそうです。(当時はクーラーは輸入禁止で、クーラー取付は国産品のみと法律で定められていました。(昭和40年10月まで)ですから「国産のオモチャは付けたくない!」と云うオーナーも存在し我慢をしましたが、我慢できないと国産品になります。ですから59キャデラックで国産品のクーラー付が欲しいのです。)
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 参考にしたパーツリスト。これ以外の部品展開図、リストは有りませんので先程の写真に戻り、「得体の知れない穴」とこのリストから判断。
 また当時付いて居たリヤトレーの温度SWもおかしいと判断。平成10年直ぐにこれも捨てました。
 時々書いていますが昭和52年6月か7月に秋田県に出掛けた時は生きて居る事を確認しました。

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 先程のパーツリスト図ではこれがオリジナルと書かれています。これは過去を辿れば有りますが昭和41年2月製造の部品。尚裏のベースは昭和42年3月製造の部品で青いランプと、過冷房防止の部品が付いており(生きており非オリジナルでも生かす)死んでいた本体を41年2月製造品に交換し今の姿になりました。
 この時ヒューズを付ける事になり、これまで何処にヒューズが有るか判らなかったけど、結果的にこの部品を生かす事によりヒューズが追加。クーラー専用となり多分ですがオリジナルはヒューズを介していないのか?と考えて居ます。(ヒューズボックスの真ん中がクーラー用で、これはクーラーなしの場合使われません)

 実はこれ以前はオートリレーを付けており一定回転以下の時クーラーが効かなくなる構造でした。それが今は有りませんしAUTOに合わせる必要が無くなりました。

 このSWが追加により「O」SWが姿を消しております。

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 裏の様子。写真中央の線が温度センサーに該当。ここが壊れて居ました。「67」と書かれていますがこれは製造年で「67.3.13」とあります。
 通常センサーが壊れる事は稀ですが、私の車にもこれが付いて居たであろう痕跡がありました。昭和57年から私の車はクーラーが効かなくなりましたが、レストアを始める直前の状態は暴力的にもぎ取られていました。
 恐らく昭和53年以降に取り付けたと思いますが、外したとなれば昭和57年以降と思います。

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 昭和52年に私は此処にあったSWを弄りました。
 一気にガンガン冷えた記憶が鮮明で直ぐに効かなくなりました。=アイシングでしょうね。

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 きちんとガスを点検すれば思い切り冷えます。
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 このグリルは63年式だけなのか?オリジナル構造の可動品となると今後はゆっくりまったりさんと武左ゑ門さんの物だけとなるかも知れません。
 尚過冷房防止装置があるので、「カチッ!」と音がして冷房が切れる事があります。(SWを弄らない場合)温度を上げた下げた時も「カチッ!」と音がします。
 過冷房防止装置は昭和41年製造品の取扱説明書には無い装備ですので年々快適装備が向上していったと推測できます(多分ですがパーツリストの図の温度SWの所に提灯みたいな部品有りますが、それが過冷房防止部品と考えて居ます)
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 70%程度オリジナルですが現代化して快適に使うのもアリではないか?と思います。何せ電装部品は全てオリジナルとは限らないが当時の文法ですから。
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 オリジナルの性能は本当にコートが要る冷え方で、現状でもうさちゃんが「頭が割れる~っ!」と云う冷え方をします。この車で役に立ったのは、10年程前うさちゃんの弟の結婚式の時で6月ですから化粧が崩れかねません。この位冷えれば化粧崩れの心配は有りません。



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