入手当時からの予定だった箱の修理を行いました。事前に箱に糊で補修していたとあったのでその部位を確認し補強しました。
クラウンRS41の図案の下の部分が主に痛んで居ります。此処を糊で補修したとありましたが、結構器用に修理した痕跡がありました。
私は器用でないので、旧万世大路の如く内側巻き立て修理です。
やり方として裏に紙を大きく貼り付けます。
こんな風に。この様な補強をすればバラバラとなる事は無いとは思います。
此処で重要なのが糊。
合成事務用糊は使ってはいけません。片栗粉、小麦粉のでんぷん質を水で溶いで作った糊を作ります。
裏打ちする事により陥落した破片も付ける事が出来ます。これも前の持ち主さんが糊で補修した様ですが力が掛からず直ぐに落ちてしまう様です。
裏打ちした後ろ側の箱の折り目に糊を流し込みます。
これと同じ補修した箱が
ワインレッドの車が入る箱。
ジョイントの裏側が皆緩い様子なので、裏側全てに同じでんぷん質の糊で貼り付けました。
乾くととても綺麗になります。合成糊ではこう綺麗には行きませんよ。