平成6年にこのシリーズが発売され触発されてこれに出た切手を購入しました。第一集は龍文切手と云い最初の切手ですが今も入手の目途は立って居ませんが、その図案を転用したのが龍銭切手です。
今回は第二、三集をUP致します。
平成6年11月18日発行の二集。
キヨッソーネと小判切手です。彼は日本郵便切手図案の近代化大きな影響を与えました。
以前も紹介して居ますが明治末期の高額切手の神功皇后の図案のデザインは彼の作品。
初めに造られたのは楕円形のデザインが小判の形に似ているという事で小判切手と呼ばれています。
尚12銭の切手はとても高額で幾ら凋落したと云え入手は出来ません。
左からマイナーチェンジされた旧小判切手(明治12年)と他は紙質を変更した新小判(明治16年以降)
切手の歩みに出た最初期の1銭(明治9年~12年)
旧小判切手は明治20年代前半までにこれまで発売された明治4年までの切手全て使用中止になったという話がありますが、具体的な理由がないので真相は不明。
第三集の日本初の記念切手。
これが本物。これは明治27年発行明治天皇銀婚式です。郵便制度の先輩イギリスでは記念切手の発行が古くからあり、日本もそれを真似てコレが第一号になりましたが、明治天皇は生来の写真嫌いと肖像画を使う案も出ましたが「天皇のお顔に消印はいかがなものか?」となりこの図案となりました。