私が幼少期だった頃最も読んで貰ったり、読んだりした絵本がこれです。
いたずら書きもかなり有りましたが、相当ボロボロになるまで読みました。と同時にこの絵本の色調の影響を受けその後の人生に大きく影響しています。
この絵本は昭和36年に発行され現在も増刷中です。
私の絵本その物は他の自動車関連図鑑や絵本など20冊と共に昭和57年のある日無くなりましたが、今思えば此れは親父(当時38歳)の仕業だと思います。アンマリ車馬鹿過ぎて「何としても他の趣味を持たせたい」と彼は考え、職場である私の母校の焼却炉に放り投げたと思います。
事実経済的に困窮した小学4年の頃でも「ファミコンが欲しい」と云うと全く躊躇う事無くベラボーに高いそれら一式を買ってくれました。
まぁ親父の友人であった担任の先生は親父に「高村君、円淨にそんな誰もが買えない玩具を簡単に買うのは教育上良くないよ、我慢させて暫く置いてから検討すべきだぜ!」とでも云ったみたいです。
お婆ちゃんから聞きましたが、親父は「円淨にポンコツばかり見せて育てたのが失敗だった」とつぶやいて居たと聞きました。これは親父が亡くなり1~2年程した頃だと記憶しています。
この絵本は義弟の物でカミさんの実家に行った時30数年ぶりに見ました。此れを見て結構その後の人生、美意識等に影響を与えたと思う事があり、暫くこの絵本をベースに記事をUPします。
山本忠敬氏の世界にのめり込んで今の私が有るのでしょうね。
主役はこのいすゞのボンネットトラック。
トラックは全てボンネットです。恐らく今の若い親には驚く様なトラックが一杯です。
私の様な「ジーちゃんパパ」ならこの事をよく理解しています。若い平成初頭とか昭和60年代のパパにおせえたるでぇ。
このバックの色なんかは私好きです。人生に於いて大きな影響を与えられて居ます。
このナンバーは旧車仲間なら説明皆不用ですが、若いパパにはおせえねばなりません。
ナンバーは東京都のナンバーで、色は昭和37年5月末までは全国すべてオレンジに黒文字が営業車のナンバーです。6月にハイフンが付いて同時に現在の緑に白文字になりました。
トラックAピラーの楕円形は方向指示器で通称アポロウィンカーですが、正式には腕木式方向指示器です。昭和35年までは良く見られました。
バスのみキャブオーバーですが、他にトラックでは出ません。その奥が日野ルノーですが、これを知るマニアは私等とっつぁん位。
手前の赤紫は観音開きクラウンだと思います。ジープはJ3かな?その奥がダットサン220ピックアップでしょう。
これは多分ダットサンフェアレデーSP213だと思います。この少し暗い水色がたまらなく好き!これも影響を受けて居ます。