5時59分福島県沖にて地震が発生。今年度に入って最も大きな震度5弱の地震が発生し、我が市でも震度4でした。余り経験のない大きな震度でした。
基本的に今回の地震は3.11の余震で今後数十年はこういう規模の余震は続くでしょうが、これは防ぎようがないので仕方がない事ですが、今回は陸路で山形の弱点を曝け出す結果になりました。
平成4年7月1日から運用している山形ミニ新幹線です。発生当初運休は止む得ませんが、その運休時間が東北新幹線と比べて桁外れに長いのです。
今回の地震ばかりではなく吹雪となると1日運休と云う恥ずかしい事態に陥る事が多々あります。
今回の地震で利用客は中々復旧しないミニ新幹線にシビレを切らして切符を払い戻して仙山線経由で東北新幹線に乗り換える方も続出でした。
一体どこが新幹線なのだ?在来特急と全く同じで正式にはミニは付くものの新幹線ではない。やはりこういう半端物を作らずもう少しきちんと計画を練って新幹線を導入するべきだったのではないだろうか?
自然条件に呑まれる様な新幹線は落ちこぼれ。大体において秋田まで本来は高架橋を建設するのが筋であったと思います。
恐らく山形ミニ新幹線が復旧に時間が掛かったのは運輸局がない事が先ずあげられます。平成13年以降は東北地域本社(仙台市が中心)に編成されそれ以前は秋田運輸局でした。つまり末輩だから復旧に時間が掛かります。人員は皆仙台へ優先的に流れ、手が空いてから山形の作業に取り掛かります。
果たしてこんな半端な新幹線とは到底呼べない代物を開業したことは間違いではなかっただろうか?
今後も今回の地震と同じ規模のいやそれ以上の余震は必ず発生します。こういうお粗末な対応は今後も続く事考えると、ミニ新幹線は失敗作であったと云う他ありません。
観光するには良い所が沢山ある山形県ではありますが、この様子で絶対的に観光の山形にはなれませんし、何時まで経っても魅力に乏しい山形県となります。
残念な話ですが、山形県は観光地としては魅力がない県として上位に挙がっています。情けない!