毎年NYMの時期に行われる3福祉士の国家試験。
ボケ防止の観点から毎年国家試験問題を解いてい
ます。今年からこれまでは3年以上の就労経験だけで
は受験が出来なくなり、新たに「480時間以上の介護
福祉士養成施設での受講修了」も加えられより受験
資格が厳しくなりました。
また昨年までは福祉の短大、専門学校及び大学
で単位を取得すれば卒業時国家資格である介護
福祉士の資格が貰えるとありましたが、今年から
その制度は無くなり、受験しないと資格が貰えない
となりました。但し人材不足の観点から今まで書い
た新方式はあと3年程前に行う予定でしたが安倍
総理の肝入りで3年旧制度を維持して本年度より
実施と相成りました。
然し未だ短大等を卒業者した者に甘やかしがあ
り、この度受験しなくとも5年以上福祉施設に勤務
すれば資格は認定されると云う方式が残りました。
それで今年の試験はそんなに難しい物なのか
全問解いてみましたが、流石に125点満点は採
れませんでしたが8割は正解しました。
合格点はその年によって異なり6割以上とならず
に成績が良い場合は7割近い正答でないと合格
出来なかったり悪いと5割6分となる年もあり、ここ
最近は正解率58%以上が多いです。
今年度の問題はコレ。
この問題ならば正答率60%は間違いなく取れる筈。
もしこの問題の半分が精一杯ならば残念ですが
介護福祉士としてはヤバイと思います。
正直書くと短大等を卒業予定の学生でこの問題
が半分以下しか判らない、解けないは授業をきち
んと受けて居たのか?と私は考えます。ですから
人材不足は判りますが、質が悪い者を現場に輩出
されても利用者さんや私ら先輩は迷惑します。
5年間受験しなくとも認める、5年以上勤めれば
資格を無試験で与える(最も5年も勤められる人材
は殆ど居ないでしょうけど)も迷惑します。
それと新しい特色は今後介護福祉士は医師の
指示、指導の下痰吸引、胃瘻(いろう:経管栄養)
の補給が出来ます。従来の介護福祉士は知る
範囲ではこれが出来ません。
480時間講習の中でも痰吸引と胃瘻はかなり
多くの時間を割いてやっています。
昨年までだと120問でしたが、今年は125問とな
りましたが、109問~113問が新設された医療ケア
問題が追加され125問となりました。
これもきちんと授業や実習を受ければ5問全て
正解が出来る筈です。非常に初歩的ですからせめ
て3問は確実に回答して欲しいと私はお願いしたい
ですね。
新しい受験基準となったのでその記念として今回
記事をUPしました。
追伸:介護福祉士のワンステップの意味合いで介護支援専門員の資格取得する方が沢山いますが、今年度が最後の広く門戸を開放した受験年になります。
平成30年度より相談員と指定資格所持者だけの受験となりますので、無資格の方で介護支援専門員の資格を求める方はお急ぎください。