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Channel: 高村円淨のブログ
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1964年式、昭和39年式

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 スバル360に限りませんが、昨日UPした事と良い例が書けるので出しました。題名の通り1964年式、昭和39年式スバル360と個人売買で写真が無しで雑誌などの個人売買で出た時、売主と買主との間でトラブルになりやすく、こういう点に注意して欲しいと考えUP致しました。

 
 
 
私のこれまでのブログを見ると昭和30年代の車の年式の多くが西暦で書いて居ますが、昭和40年ともなると、1965年式と書くケースが外車以外は無くなります。其れには理由が有ります。

 
 
以前も書いて居ますが、「年式打刻制度」が大きく影響しています。この年式打刻制度は昭和23年(1948年)に既に有った事を確認していますが、制度終了は昭和39年7月14日です。その後は「初年度登録年月日」になり、「初年度製造年月日」は無くなり、「年式」が引き継がれ

  私の車の場合初年度登録年月日が「昭和38年ー月」となりました。反面最低でも昭和57年までは「63年ー月」でした。年式打刻は西暦の下2桁ないし1桁が打刻されます。その為「63年」となりました。

 然し64年は1月7日まであり、昭和64年なのか、1964年なのか紛らわしくなり64年ー月だった車は全て「昭和39年ー月」になりました。その為年式打刻時代と廃止時代が混合になりよりトラブルが多くなりました。

 スバル360の場合ですと、それこそ昭和39年一杯で全然違う車が製造されます。1月(昭和38年9月21日~12月28日も含めて)から6月までは混合燃料を使うモデルですがそれ以降は分離給油方式となります。写真を探して外見の違いを解説致します。
イメージ 1
 
このモデルが1964年式の分離給油方式です。
38年10月よりドアガラスが、これまでの引き戸式からレギュレターハンドル方式に変更になります。
マニアの間ではレギュレター方式も引き戸方式も一色たんにされて、昭和38年式を意味する「サンパチ」と呼ばれて居ます。サンパチの製造期間は昭和37年10月~38年9月20日までに製造された車体になります。


イメージ 2
リヤスタイル。此れが混合給油方式の最大の特徴です。前から見れば最終型と似た様な顔付だけども、後ろはデメキン時代のスタイル。
このスタイルのスバル360を私は愛します。丁度「始祖鳥」の様な進化の途中みたいでしょ?それが良いのです。同様に自分の愛車クラウンRS41の1963年式も64年以降には無い前時代的なノンシンクロ構造ですし、これも進化の途中の様な作りでしょ。そこが私の心を揺さぶるのです。
イメージ 3
此れが昨日UPしたデベソ給油口のスバル360。
昭和39年7月登場で年式打刻制度廃止以降のモデルです。7月~12月までのモデルは当然昭和39年式です。混合給油の39年式のつもりで売買交渉に入るととんだ「背負い投げ」を喰らいます。

混合給油の車体番号の始まりは「4K111-」ですが、分離給油は「K111ー」となりますので、此処を確認すれば昭和39年となろう、1964年となろう不安は有りません。

イメージ 4
此れがデベソ給油口のリヤスタイル。全然違いますよね。モデルはスーパーデラックスです。このモデルは淡いブルーガラスが採用されます。他にラジオやフォグランプが付きます。
左側に注目すると「スバルマチック」=分離給油のステッカーが付くマニアックな個体です。

 
*スバル360同様RS40系クラウンやマスターラインも単に昭和39年式、1964年式だけではどういう車なのか判らないので、車体番号確認はトラブル防止も挙げられます。


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