良い例がこの切手です。
戦後の普通切手にも書いていますがバブル期と比べたらタダに近い金額になりました。
この2種類を買ったのは社会人になって間もない時期でしたがそれでも数千円でしたが今は下手すると2つで3000円?
切手集めを始めた当時「目が眩む!」高額切手でした。当時私は親父の母親=お婆ちゃんから盆使いを貰い1万円だった筈。それでも買えませんでした。
あの当時1万円の小遣いは非常に問題視され担任が親父に「円淨に高村君のお袋さんが1万円もあげたのは本当か?」と問い合わせをしました。
多分親父は「本当さ、でも俺が全額しっかり預かった。」と云ったと思います。
さて切手の解説。何れも切手趣味週間として発売され戦後のドサクサが少し落ち着いた時期でしょう。
左は昭和23年11月29日150万枚発行された見返り美人です。平成10年当時私が持つ(撮影品)で10000円、完品だと18000円が相場でした。
右は昭和24年11月1日200万枚発行された月と雁です。同じく平成10年当時の相場はこの撮影品だと13000円完品は25000円でした。
記憶がハッキリしませんがこの切手は老舗郵趣店が閉店する際の投げ売り価格だったのは確かです。丁度創業時の社長が死去し後任に元警察関係者だった社長の友人に委託、数年勤めるが当時でもかなり高齢で入退院を繰り返し後継者が完全にいなくなり、業務継続が出来なった為投げ売りになりました。
今残った切手は創業者の家族がヤフオクなどに出しているそうです。