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Channel: 高村円淨のブログ
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過去を暴く

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 出品者の話によると、私が落札した物は今回出品した中では一番錆が多いとありました。
 他にも箱は無いがルノー、パブリカUP10(共にアサヒ玩具)程度はかなり綺麗で、特にルノーは最近にない綺麗さでした。
 錆は多いとあったが、程度は悪くはなくその為普通品の「並」としました。
 でもこれまで入手した中物に中では見られない特徴がありました。それで結論を最後に書きます。
イメージ 1
 所有している中では今回の落札品に近い物として、モデルカー58号に出たあのワインの個体だと思いますので、対比します。
 箱は58号に出た方が日焼けが強いです。恐らく50:50でデッドストック:大人のコレクター放出品でしょう。
イメージ 2
 オークションで特に目に付く所が此処でした。
 この状態でデッドストックではないだろうと判断しました。
イメージ 3
 フロント周り。前回書いていますがメッキ周りはこれまで手に入れた中では一番程度が良かった。デッドストック以上綺麗。
イメージ 4
 モデルカー58号に出たコレは、程度が一番よくなくロアーモールの付近のワイン色が退色して居ます。
 なので初めに書いた大人のコレクターが所有した可能性も否定できません。
 然し箱の状態がどうもデッドストックの感じが残ります。少なからず遊ばれた玩具ではないのはいずれにせよ間違いなし。(尚他の2台はほぼ間違いなくデッドストックの売れ残りでしょう。)
イメージ 5
 裏面を見ると、私が所有している物の中で唯一傷が付いて居ます。ここで間違いなくデッドストックではないと判断できました。
イメージ 6
 下回りはつやがないが傷が全くなし。ここの時点で子供が遊んだ個体ではない事が判ります。
イメージ 7
 フロントへ。
 写真左上にシールの跡がありますが、恐らく値段を貼り付けるシールの痕跡でしょう。それかコレクター所蔵ならば管理ステッカー?イメージ 8
 艶がありますが傷が目立ちます。
 他のデッドストックと艶は変わりませんがこんな傷は無論なし。
イメージ 9
 屋根の傷もデッドストックではない証です。
 それと当初昨日紹介したブリキ、ミニカー、カタログコレクターのブログをUPしましたが、同じモデルのデッドストックには、バンダイベビーのステッカーは無く、工場で貼った物ではないと判断。
 となると・・・・以前釈迦利器に拘った、鶯色の「第一回日本GP」のステッカー付が欲しいとしたが、車体に製品で出した当初は付かないと判断できます。なのでデッドストックに拘るならば、ステッカー無も視野に入れて箱付きを狙う。(過去に明らかなデッド品の箱付きは2個逃した)イメージ 10
 これは私が41年前の昭和53年1月15日購入のヨネザワ玩具。これを平成9年にレストア。トコトン遊んだポンコツなのです。
イメージ 11
 タイヤはこの様にすり減ります。

 残念ながらこれ以上は写真が出せないので結論を書きます。

 考えられる事:恐らく金持ちのボンボンが買って貰い、少し遊んで飽きてしまい、蔵に放り投げた玩具でしょう。
 数十年放置されその間の錆が車体に付いて今の姿になったと思います。
 それが蔵を解体する事になって解体業者を通じてマニア市場に流れた、或いはバブル期に60年代ブームで今の50代60代前半が若者だったので古くからの玩具店は本州に関しては70年代初めで掘り尽くされたので、古い玩具が眠って居そうな旧家を探し回りその時出て来た物でしょうね。

 逆に今回の落札品の方がロマンが感じます。


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