今オークションに出ている1963年式RS41C改MT車です。
出品者は大阪の方ですが、元は中部地区の旧車ショップが暫く持って居た物をオークションに出して、その後1年前後で手放し、今回98万円からスタートで出して居ます。この写真は中部地区業者が所有していた頃の写真です。
決め手はウィンドーウォッシャーの形で他にも黄色い増し締めのペイント等も有ります。
出品者の話では昭和45年に廃車したがナンバーは「岡5」が付いて居ます。多分返納しないでそのままにしていたのでしょう。従ってこの「岡5」は登録できません。
トヨグライド改MTにした時ステアリング周りを昭和39年後期以降の物に入れ替えました。ステアリングシャフト等がそれ以前のモデルとは違い、ダッシュパネルを切り取って後期型を移植しています。
多分ですが、昭和41年辺りにトヨグライドが壊れ、後期型のステアリング関係部品で修理したのでしょう。
基本的にODシステムは写真では付いておらず、トヨグライドデフを使いRS40と同じ駆動系で走って居たと考えられます。
クーラーはトランク型ですが、オークションで確認した所、1964年式以降(或いは昭和39年後期以降)のタイプでした。
此れでも非オリジナルと断言出来ません。当時はクーラーそのものがベラボーに高くて車を購入して少ししてからクーラーを購入は結構ありました。
そればかりか、クラウンなのでデンソー製ばかりがオリジナルではなく、予算に応じて安いオプションも選ぶ事が可能でした。尚クーラーは自動車取得税が購入価格の10%(昭和43年から15%)課税されました。