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Channel: 高村円淨のブログ
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関山隧道のお話

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 とらっくとらっくとらっくの絵本で関山隧道付近を思い浮かべるのがこのシーンですね。宮城県側には絵本にある「警笛鳴らせ」と思われる標識が放置されています。(昨年UP済)
 此処から暫く関山隧道のお話と致します。

 栗子山隧道(正式名称です)工事開始から2年後の明治13年に工事が始まり工事開始から1か月ほどで大惨事が発生します。栗子の工事では死亡者を出さなかったものの(昭和の改修では4名死亡)関山では23名もの犠牲者を出しました。何れ紹介しますが其れを読むと定説の事故原因が胡散臭いですが此れが原因で関山には幽霊が出るとなりました。

 完成は明治15年ですが、そもそもこの土地は江戸時代から峰渡りと云うルートが有り、かなり難路ではあるが仙台へ行く近道の一つとされて来ました。今この旧道の足跡を辿る動きが活発です。
 
 昭和の改修は昭和10年より始まり12年に終了。自動車が通れる道としましたが、実際は栗子ほど悲惨では無いものの、危険で自動車には不向きな道路でした。昭和38年10月より現道の工事が始まり43年10月1日開通です。
イメージ 1
 このシーンですね、関山隧道界隈を思い浮かべるシーンは。
イメージ 2
 何度も紹介しましたが名の無いコンクリート橋。此処から先がそのシーンを私は思い浮かべますね。
イメージ 3
 橋を渡ると直ぐ左へきつく曲がります。此処での事故もかなりありました。ハンドルを切り損ねると!

イメージ 4
 こうなります。このブルーバードも今回謎を解明しました。此れは後程。

イメージ 5
 このシーンは宮城県側にもります。(建物は元々なし)
 平坦で広い所が有り、そこでエンジンを冷まします。
 
 絵本には「おじさんはエンジンを冷ましながら、タバコを吸います」とあります。当時は真水に防錆剤を入れただけですから非常にヒートしやすかったのです。

イメージ 6
 今回はナンチャッテ旧道では有りません。本当に旧道に入りました。47年ぶりの訪問です。51年前の5月19日は間違いなくお爺ちゃんが此処を運転しました。
 大叔父は何度此処を走ったかな?
 

イメージ 7
 道幅はやはり狭く、六十厘越みたいな道(旧R112)です。今年も月山ワインに行ってみますよ。



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