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Channel: 高村円淨のブログ
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ダットサンブルーバード その2

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 初代ブルーバードは旧車の中でも同じ昭和30年代の私の車と比べてもクラシカルなスタイルが珍重されて程度の良い個体が年配の旧車マニアの手によって手厚い庇護を受けている事例が多く、このブルーバードの様な個体も少なくは有りませんが鍍金も含めた未再生はそう滅多に無いみたいです。
 
 昨日書いた様に事実上平成2年~3年までは車検を継続していたけれども、家事都合によって其れが出来ない事態に陥りバブル期に見られた極上60年代旧車その物(30年前後の車齢)の状態で今日に現れた感じなのがこの個体です。

 初代オーナーはそもそもはバイク好きな方で4輪はそれ程興味は無かった様子でした。あくまでこのブルーバードは雨で往診がバイクでは困難とか家族の為に買った様です。
 又比較的高齢になって他にハコスカ1500GL(山形5ナンバー付)の昭和46年式(46年3月のほぼ最終山形5ナンバー付)ブルーバード510のsss(年式は45年か?ナンバー無)、比較的古いミニ、バンプラプリンセス(書類は有るらしいがナンバー無)を購入して居りこれ等もこのP312と一緒にガレージに有りました。
 ハコスカは平成元年に購入し、翌年2年で車検が切れて居りましたが、此れは車検証を見たので高齢になってから4輪に手を出したと見ました。ほかの車に関しては平成4年までには全て車検が切れて居り、ナンバーも全て外され、書類は確認できていません。もしかしたら無い状態かも知れません。

イメージ 1
 黒は結構なボロでも写真に写すとかなり綺麗に見えますが、本当に未再生なのか?と思う綺麗さでした。
 部分的に刷毛塗りされた跡が有りますが、それとて極わずかですから驚く様な程度の良さです。

イメージ 2
 ホイールキャップも新車当時のまま。
 尚車検取得に当り、特にブレーキ関係が非常に困難であったと日産より話が有ったと主治医から聞きました。現オーナーはソコソコ旧車には興味ある地元企業の社長ですが、部品入手のツテが無い様子なので、修理に苦労したと思います。

 20数年の眠りから覚めた車ですから、恐らくエンジン関係、燃料関係の修理でも大変だったと考えて居ます。

イメージ 3
 
 内装も殆ど痛みが有りません。私の車より数年現役期間が長かったですが、煙草を吸ったり、食べ物を食い散らかしたりと云う扱いが無かったので綺麗ですね。
 今でこそ喫煙は当然、飲食禁止としてますが子供の頃車内では何かと飲食しました。
イメージ 4
 このザラ付いた塗装がオリジナルの証。エンブレムも良い感じです。


イメージ 5
 艶も十分です。

 カミさんのお婆ちゃんから聞いた話では初代オーナーは近隣ではかなりのバイクマニアで、ツーリングがあるとなると診療を放っぽってバイクに乗って出かけてしまったそうです。
 私はバイクは全く興味ないので詳しくは判りませんが、1929年製の外国製のバイクを自分で修理をしながら乗って居たそうです。一時数十台バイクが有った話らしいですが、亡くなってガレージ整理した時は5台程度で、その一番のお気に入りはしっかり残っていたそうです。此方は今東京に在住している孫さんが引き継いだ話です。


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