本日は25銭以上の高額切手を紹介いたします。
これらの切手も戦後使用禁止になった切手はありません。私が入手したのは30年近く前ですが、何分当時は糊落ち切手ばかりで25銭以上はのちに手に入れた5円以外は全て糊なしです。糊なし=まだらに糊が残るなど裏の状態が良くない物を水で落としてからコレクション用に出す切手です。
25銭法隆寺切手。これは今もお気に入りです。この色具合が夕日を浴びる法隆寺みたいで好きです。
俳人正岡子規が柿と法隆寺の俳句を残した事が良く判ります。
30銭は厳島神社。これも30年前に入手。
50銭金閣寺。この切手も25銭に次いでのお気に入り。
三島由紀夫の金閣寺では修行僧が美しさのあまり放火したとありますが、美を追求した人はやはり破壊的真理で恐ろしい事をするのでしょう。
戦時中米軍は法隆寺を含め金閣寺も爆撃対象から外して爆撃したそうです。
1円の鎌倉大仏。これも良いですね。周りの背景が大仏を綺麗にUPしてくれます。
5円藤原鎌足。これは糊落ちでも結構高く、買えませんでしたので後年になり入手。昭和一次切手では今でも最高額です。但しバブル期の様な高額では今は売れません。程度が極上でも今は7000円で売れるかどうかです。こちらはバブル崩壊後、就職氷河期の頃ですので程度は良好。
10円梅図。5円と比べ地味でそれ程でもなく今の評価はそれ程でもなく、これも糊落ちです。無論戦後使用禁止にはなりませんでした。