さてトランククーラー取扱書の中身をUPいたします。
まずはこのクーラーが発売されるまでの歴史から始
めます。
これが「はじめに」我が家では取り付けて今年で53年ですが今は「取り付けてよかった・・・・」ですよ。
市内の有力製作所の社長(現市長の父親)はクラウン8を昭和39年の発売から直ぐ購入ですが、クーラーが付いていませんでした。
我が家はひいお婆ちゃんが「こじきだな物、夏場寒すぎて風邪ひぐべなや」とか「○蔵さん(当時の市長)よぐこだい寒いの平気で乗っているいべなや」でした。
青写真のカラー写真はこれだと思われます。(昭和40年発行のトヨタ純正OPT価格カタログより)
RS21用のカタログより。実はこのタイプのトランククーラーは6代目のMS110系まで基本本体は同じ構造でした。その為モーターで苦労する事はないらしいです。
同時期の東芝製。この透明の筒が良いですね。
RS41の1963年式はこれがありません。
デンソーは昭和32年に自動車用クーラーを発売するが、クーラーと云うより、水蒸気が発生する作りだったそうです。暫く使うとビシャビシャになり不快な物だったそうです。
幾ら強い冷房能力でも炎天下に停めては余り効きませんね、特に黒は。
此処、要注意!太字の部分は厳守しましょう。
大叔父も「危うく!」があったと話してくれました。それが昭和39年の頃だったそうです。
実は大叔父は特攻隊員の生き残りで、知覧から何とか山形に帰った時切符を紛失し、その際山形駅で止めたのが私のお爺ちゃんで「あの時の駅員」と記憶しており、当然オーナーがその駅員と記憶していますから、ヒートさせたら…だったことでしょうね。
当時まだ市内ではクーラー付は私の車以外ありませんでした。