以前夏場にも何処かで書いていますが、小学校1年生だった昭和55年夏休み読書感想文の指定読書の本として選定されたので、私は迷わず選んだのがこの絵本です。初版は昭和38年で私の車が新車だった年の絵本。
描かれている車両は昭和55年当時では先ず見ることのない古い車両でその中で一番好きだったのがトヨタ救急車FS26でした。
じぷたを忠実に復元しました。当然左ハンドルで写真では見えにくかったので撮影しませんでしたが、ウイリス社と三菱の刻印がフロントグリルにあります。
絵本によると消防署の中では一番古い車両で昭和38年当時では1960年式であるなら古くはないので、恐らくじぷたは1953年から55年とみるのが自然です。
因みに1960年式は親父が中卒で新三菱重工に入社してライン工になったばかりの年です。
親父たちが作った車両、どういう思いで組み立てたのだろうか?
ナンバーは絵本を忠実に再現ですが、「-」が泣かせます。山本氏は以前も書いていますが絵本とは云えど抜かりなく官公庁車両は「た」にします。
因みに山本氏は運転免許はなく運転経験はありません。
こんな仕掛けです。
アポロ式ウィンカーは山本氏のオリジナルですが、恐らく36型でなく26型であると断定できます。
36年前私は何を書いたか忘れましたが、鮮明な事が高校教諭を引退し2年になっていたお婆ちゃんに感想文を見てもらうと、一番好きなこの「いちもくさん」を中心に書いたので
「円淨、これの主人公は「いちもくさん」ではないよ、じぷたじゃないのかな?じぷたについて殆どないから、なにを書いたか判らないよ。」は忘れられません。
当時お婆ちゃんは59歳でした。
登場車両たち。じぷたは古くて活躍する事が少なく余り人気がないと云う設定でした。
当然ですが昭和55年当時親父がまさかじぷたのライン工だったとは知らなかったし、どういう経緯で教師になったか判りません。(親父は当時36歳、教師歴11年の中堅)