前回は昭和39年後期型の新型車解説書を紹介しましたが、大きく旧型と変わったリレーについて改造すれば旧型に使えるのでご紹介いたします。
3年ほど前だったと思いますが、オーバードライブが不安定で考えられる関係部品に全て虱潰しの如く手を入れて、その時武左ゑ門さんから加工して頂いたリレーAssyです。
要は写真右は使わない。左を旧型のハーネスにしてしまうのです。恐らく右が後期型から出た110キロ以上からキックダウンが出来なくなる装備のハーネスでしょう。
このAssyは問題ない事は確認していますが、加工の少し前旧型リレーのトランジスターの殆どを交換する修理をしてそれでも結果が出ない事があったので、一時この写真のリレーを使いました。
それと、タマタマなのか、今使って居る旧型リレーがON,OFF時「カチン!」と音がして入って居る事が確認できますから此れが便利なので、ついつい使い続けて居ます。このリレーや武左ゑ門さんのリレーはそんな音がしないので、改造されて居るのでしょう。
*最終的な原因はソレノイドSWへのオイル侵入、そしてデスビーフルトラ間の無結線が主な原因でした。
写真の88140-30022が後期型、88140-30020が私の車に取り付けられたAssyです。
このリレーは昭和40年2月製造の個体(手に入れた部品取り)から外しました。他にも関連電装品はかなりこの個体から外してスペアパーツにしました。
因みに私の車の元々の部品は全て駄目、駄目に近かったです。
新型車解説書より、此れが旧型で自分の車の物です
新型の内部はこうなって居ます。
因みに写真の個体と同じ色の廃車から私が今使って居るリレーAssyを移植しました。
当時この色は都内では商売に成功したホステスが乗って居たとか。私の車に付くリレーもそんなホステスが乗って居た個体だそうです。
実はこの方昭和46年頃に若くして亡くなり,愛車のRS41を解体末梢で廃車し、生じた部品は中古部品で卸す為に丁寧な解体が求められ、出先がハッキリしているそうです。ナンバーは品5が付いて居り、それも何故か保管されて居ました。
多分この方オーバードライブを良く使ったかな?だから音で判別できる様にしたのかな?
恐らくオーバードライブは故障、トラブルが多く需要が有り、こんな細かい部品を外したのでしょう。