Quantcast
Channel: 高村円淨のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1734

奥が深いあかばこシリーズ

$
0
0
 前回の写真で箱の色が若干違う事に気付きパート2を作る事となりましたが、これまでのコレクションと比べると違う点が幾つか出てきました。
イメージ 1
 一番下が今回の落札品ですが、余り違いがこの写真では判りませんが前回は如実に判った筈です。
 落札品は鮮やかなオレンジに対し上の2つは濃い赤なのです。参考の為一番上が経年で色が褪せて居る物を出しましたが、オレンジが退色して赤くなったは考えられず生産時期が違う事を意味します。
イメージ 2
 因みに中味はこうです。(茶色の付属品は判り易くする為外しています)
 後に書きますがやはり鮮やかなオレンジが古いとは思います。
イメージ 3
 タグが残る茶色との比較。左が茶色で右が落札品。
 やはりここもじゃⅩT勘違いますね。
 写真の撮り方だけではありませんが、大きさも若干違いますし、色もやはり外箱の色と同じになって居ます。
イメージ 4
 反対側。こちらは明らかに違います。
イメージ 5
 オールドタイマー誌25号にあったブリキのおもちゃ特集(北原氏の特集)このRSDは昭和31年1月以降の発売でRS型でバンダイはブリキ玩具市場に出ました。
 それまでバンダイは他社製品を梱包する小さな会社だったのです。従業員数は30名居るかの会社でした。
 既に引退された元会長は中学卒業後の昭和28年入社され当時を知る貴重な証言者でした。
 恐らくですがブリキ玩具に出たばかりだったので老舗ブランドの朝日玩具やヨネザワ玩具には未だ太刀打ちできず朝日玩具の助けが必要で昨日UPした朝日のタグが入っているのでしょう。(朝日玩具で検品して出荷したのでしょうね)
イメージ 6
 これ、初代スカイラインですが先程後に書くと書いたのには理由があり間違いなく1961年式のスカイラインALSI-Dですが(4灯火ですので)バックの箱が違います。
 バックの箱絵は昭和34年までの物で、この時期までカラー印刷でした。と同時に下の箱が赤でこれを「あかばこ(赤函)」と呼んでいたのです。昭和35年生産の一部が(グロリア、スカイライン、クラウンRS31、キャデラック、マツダR360まで確認)がモノクロ印刷、CCIさんご指摘の「最悪」セドリックD30、コロナPT20等は先程のオレンジ箱に分かれますが、昭和36年以降は全てオレンジになります。
 昭和38年以降は濃い赤になりますが、「あかばこ」では最大級となるプリンスグロリアS41D-1のみ再びカラー写真印刷となります。

 ですから写真の箱と中身の車両は全然別物で故意に中味を替えたか、或いはこのモデルの箱付きが無くて止む得ず入れ替えて誤魔化したかのいずれかと判ります。どうも北原さんらしくない。
 こういう所を見ると余り自動車は詳しくないと思います。因みに北原さんは私が生まれた年にご結婚され、当時はブリキ玩具収集の絶頂期でした。
イメージ 7
 グリルの色違い。
イメージ 8
 リヤガーニッシュも違います。

イメージ 9
 実はよ~く見たら・・・
イメージ 10
 ピンボケ御免なさい。ドア内装が違いました。

 見れば見る程違いがあり奥が深い。同じ色で全て処理して居ません。やはりバンダイあかばこは大人のコレクションかも知れません。

 今探しているのが鶯色ですが、出来れば屋根に「第一回日本GP優勝 クラウン、コロナ、パブリカ」のステッカーが屋根に貼られているモデルです。
 実は初め私のコレクション品は昭和39年以降もだと思いましたが、間違いなくそのステッカーで38年も発売していた事を確認しました。

 実はこのシリーズのパトカーは角テール時代でも涙目だったので気にしていました。(特にバッテリートーイフリクション型は丸テール時代の絵でした。)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1734

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>