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Channel: 高村円淨のブログ
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小林彰太郎氏

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 昨日は徳大寺有恒氏の記事をUP致しましたが、徳大寺氏が評論家になるに辺り参考にした書き方が小林氏と聞いた事有ります。
 
 小林氏はCG誌を昭和37年2月に誕生させその年の11月にはRS41の試乗体験リポを掲載して居ります。
 
 昨年小林氏は逝去され、徳大寺氏と小林氏追悼の意味を兼ねてRS41の記事も有ったので今回は予定を変更して、2日連続でRS41関係の記事をUPする事にしました。
イメージ 1
 小林氏が新型クラウンに対してのリポでの評価ですが、「ODは今回の試乗では使い物にはならなかったので、予めOFFにした状態で試乗している」とありました。
 
 結論として「この車は4速MTが一番適合する車である、3速MTである事は非常に残念、4速MTにすればもっと良い車になる筈である。」とありました。
 
 まぁ、此処に集まる皆さんは3速でなければならない理由は痛い程お判りと思いますが、どうしても崩せない「タクシー市場」と云うデッカイ牙城が聳え立ち、これを無視すればたちどころに「売れない車」に成り下がります。恐らくトヨタも4速にしたかったと思います。
 
 タクシー市場を無視しそうなプリンスとて、4速目は「4」とせず、ODと表示した位ですから、さしものプリンスとて躊躇ったのでしょう。トヨタは外付けODで4速目を対応し、大きな市場のタクシー用は3速まんまで発売する手を打ちました。日産は4速と1963年式まではしましたが、最近聞いた話では、1速は事実上エクストラローであり、基本殆ど使わないらしいです。当時のタクシーは2速から発進しました。
 
 それと当時運転した方の話では、都心でも基本ODは使わずワンワン五月蠅いエンジン音で走らせて居たそうです。まぁ私が物心ついた時点でODは作動していたのか不明ですが(壊れていた可能性が99%)本当の意味で山形の地でODを使ったのは平成になってからですね。先駆的でしたが、余りに先駆過ぎな構造でした。セドリックの方式が現実的だったのです。
 
 
イメージ 2
 こちらはトヨグライドで当時6万円増しでした。
 
 小林氏はこちらは試乗しては居ませんが、此方の方が使い物になったみたいな評価が有りました。
 
 でも結構故障しやすく取扱いとなると大変でした。万が一我が家の車がこれなら・・・・。悲惨でした。
 
 現存車3台知って居ますが全て1度や2度OHしたそうです。

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