基本的に名前は同じですが別の車です。
これはクラウンエイト、グランドグロリア共に同じ事が云えてグロリアはメーカー消滅により発展せずに終わるが、セドリックスペシャルはプレジデント、クラウンエイトはセンチュリーの夫々の初代モデルです。
恐らく昭和40年10月から始まる自動車貿易自由化が絡んでこういう措置が取られたと見ていますし、他に当時の人口比率では1%居るかどうかの本当の意味でのお金持ちを国産車に引き留める為の措置でもあります。
今回UPのセドリックスペシャルは昭和38年2月に発売されエンジンはH型エンジンに2気筒プラスした作りとされています。そもそもセドリックのシャーシは3000㏄のエンジンでも耐えうる設計なので相当頑丈な構造です。
生産台数は6000台程で多くは法人、官公庁がオーナーで、残念ながら本当の意味でのお金持ちで購入された個人オーナー方はの余りいませんでした。
彼らの間でも国産車の評価は低く「トラック屋が作った乗用車」が大方の評価です。ですから残存数は極わずかです。まして車がステータスだった当時はこんな車を買っても見下げられるのです。
オリジナルのウィンドーウォッシャーは凄い!
こちらのオーナーさんは某県知事のオーナーカーだったそうです。県知事公用車で採用された事例もありましたが、未だこのころは外車が多くを占めています。
富3の車内。ダッシュクーラーを後付。
元々はベンチシートだったがセパレードに改造し近い生地で張替え。ドアも同じ生地で張替えました。
同じ車ガラスは1964年式用で他が64年式用ではないので年式は昭和40年でしょう。4K50の車体番号もありませんでした。
髭さんの拘りセドリック。
そのお友達のセドリック。STDホイールキャップです。
ライトバンV31.