オート三輪マニアの方なら、このクラウンを見れば殆どの方が判るであろう有名な個体です。
15年程前にレストアが完成しナンバーは大宮78です。
残存数が多い観音開きですが、流石に初期型となると残存数がグッと減ります。
このモデルから合わせガラスとなりますが、刻印が珍しいタイプです。
RS20系より1枚ガラスとなりますが、当時は未だ一枚ガラスが作れませんのでこの様な作りです。
ワンテールでも小さいので下に補助ウィンカーを付けました。
ボデーと同じ色のダッシュボードが好きです。
60年代後半から目立つプラスチックのダッシュボードは好きではないです。それも黒一色で味気が無い。
ホーンリング。この時代は方向指示器と兼用ではないです。方向指示器と兼用の一番初めは1960年式のPT20型からでクラウンは1961年式のRS30系から。
デラックスは付きません。
トヨペットクラウンデラックスの誕生背景は発売当初はクラウンはあくまで純自家用車としてしか販売しない方針で、当時の大お得意客のハイヤー、タクシー業界には販売しませんでした。然し中古なら購入は出来るので競って中古を買い、使うと客付が良く次第にマスターは売れなくなり、当時用意したOPTを付け、布張りシートにして、ブルーガラスにしてデラックスを販売。
クラウンデラックスが純自家用車となりました。